本名になっての初ツアーは弾き語りが良いなぁ
とぼんやり思いながらステージに立っていたのが
2019年2月25日、カヨコ最期の一日でした
わたしにとっては15年近く背負っていた看板を
誰に何の予告もなく降ろす日だったので
一週間ほど前からかなりの緊張感で過ごしていました
わたしを知らない誰かにとってはありふれた一日、
わたしとわたしを想ってくれるみんなにとっては
とても意味のある一日になったように思います
“変わろうと努力して変わらなかった部分は
無理やり捨てなくたって良い
責任を持って、愛してあげられたら良い”
この日を境に、ひとつ
自分のことを受け入れられた気がしました
2020年の2月25日がやって来て
草野華余子として丁度36年が過ぎたわけですが
去年より今年、昨日より今日、
今日より明日の自分に期待してワクワク出来るのは
いつも見守ってくれている皆さんのおかげです
1月24日大阪、2月7日名古屋、2月25日東京
ワンマンツアー、本当にありがとうございました
さて、
新曲「最後のページは開かずに」発売しました
もう聴いてくれましたか?
誰しもが、人生に一つや二つ
終わらない物語を持っている、という曲です
わたしの人生には、
終わらない物語が三つあります
そのうちの一つは、つい先日増えたばかりです
全てにゴールがあって、結末があって、正解がある
そんな風に上手くいくわけじゃない、なんて
欲張りでせっかちなわたしは思えるわけもなくて
いつだって最後のページから先に読んでしまっていた
ページが風に舞って捲れるように
もうちょっとだけゆっくりと読み進めていれば
あの時、あなたのことを失わずに済んだのかな?と
小さな後悔を胸に秘めながら、傷は風化しながら
いつだって日々は転がる石のように進んでゆく、
そんな連鎖の中で産まれた曲です
メロディも歌詞も編曲も
あぁ、やっと書けたなぁ、と思えた一曲なので
まだの方、是非一度お聴きいただければと思います
https://linkco.re/ZnRVYyn9
今回の配信シングルも、前回「Trigger」同様、
岸田教団の岸田さんにかなりお世話になりました
更に、堀江先生、うたたねちゃん、みっちゃん、と
お仕事でもご一緒させて頂いている仲良しの皆さんが
納得ゆくまで何度も何度も試行錯誤してくれました
また近いうちにアルバムの制作が始まるので
みんなと音楽を作れるのが心から楽しみです
ツアーファイナルでもお伝えしましたが
2019年は、作家として
そしてシンガーソングライターとして、
音楽人としての自分について考える一年でした
2020年は、草野華余子として
これから先どんな風に生きていきたいか
誰と歩んでいきたいか、どんな自分になりたいか
目を逸らさずに選び取る一年にしようと思ってます
まあ、堅苦しくなったけど(いつものことだけど)
新しいアルバム引っさげてバンドワンマンもやるんで
夏にはコロナが落ち着いていることを願いつつ
制作漬けの日々に突入しようと思います
みんなも身体に気を付けて過ごしてね!
元気だったらいつでも会えるのだから!
それでは、またね